小さい秋
みどりの森保育園の園庭(裏山)には、栗の木が5本あります。
この夏は熱い日射しをさえぎり、子どもたちに木陰を提供してくれました。
このところ緑のイガも大きくなって、栗収穫の時期です。
毎朝、先生たちが落ちている分を拾い、そら・ひかり組(4・5歳)のみんなで中の栗を取り出すのが、最近の日課です。
“杉の子ぽっくり”で遊んでいる、そら・ひかり組のみんな
器用に靴で踏んで、中の栗を出せるようになりました。
「秋だね。素材を活かした、栗本来の素朴な味だよ」
と、言いたいのだと思います。
栗は給食の先生に頼んで、3時のおやつで出してもらっています。
前回のブログで少し触れましたが、裏山の上には大きな切り株があります。
実はこれも栗の木で、中でも一番立派な大木でした。
園建設のためやむなく切ってしまったのですが、ここに子どもたちが一休みする、ちょっとしたおうちを作ることにしました。
(園長・顧問、ほか使用人2名で作業)
朝一で八木の「西村ジョイ」へ行き、木材・工具・くぎなどを購入。
切り株の根に当たらない所を選び、穴掘り、支柱立て。
接続部分は1〜2cmの切り込みを入れ、木組みしています。
・・・柱が直角にならんといけん
・・・そっち持って・・・ピタゴラスの定理じゃけ
・・・お、ずれとるで・・・これくらいは ま、ええか
・・・よし、効いてきた・・・強度も十分じゃろう
冷静に見れば“ほったて小屋”ですが、気分は宮大工の使用人1。
・・・屋根は水平?やっぱ片流れがええわ
・・・ドリルのパワーを上げたほうがええで・・・充電が
・・・もうお茶にしましょうや・・・やれやれ
マイドリル一式を購入し、この日初お披露目となってご満悦の使用人2。
ということで、朝から始めて3時には完成しました。
みんな遊んでくれるかのぅ・・・
お昼寝から目覚めたみんな。
「お山の上に何かできたんだって。よいしょ、よいしょ」
予想以上に子どもたちは喜んでくれました。
裏山には、どんぐりもたくさん落ちています。
子どもたちには、様々な場面で季節を感じてほしいと思います。
「小さい秋みぃつけた」
栗、ドングリ、いいデスね〜。
ほったて小屋も大掛かりで驚きました。
四季を満喫してますなー。
子どもたちがうらやましいー。